俳諧の聖地、金福寺

2012.01.08

東山の峰々が、緩やかな稜線を見せながら、南から北へと連なり、それらが途切れる辺りからは、霊峰比叡山のふもとに繋がり、雅な姿から修験の山へと、その様相も一変する。比叡山を間近に望む瓜生山には、「詩仙堂」「曼殊院」など、名園を擁する名刹が立ち並んでいる。佗びた風情が漂う界隈、普段はひっそりと静まり返っているが、紅葉の季節になると、俄然活気を帯び、途切れることなく人波が続く。鯖街道に繋がる白川通り、宮本武蔵決闘の地といわれる一乗寺辺りから山裾に入っていくと、やがて松尾芭蕉ゆかりの寺「金福寺」へと行き着く。

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古く平安時代に創建された「金福寺」。後に鉄舟和尚が再興し、親交のあった松尾芭蕉が度々訪れたことから、俳諧に縁の深い寺となった。俳聖ゆかりの地だけに、境内のそこかしこに佗びた空気が漂い、しっとりとした紅葉が眺められる。芭蕉の没後、芭蕉を慕う与謝蕪村が、当寺を訪れ、「芭蕉庵」を再興したことから、更に句界との繋がりが深まり、俳諧の聖地とまでいわれるようになった。





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