新幹線で上野・大宮まで運ぶ

2011.10.20

「カシオペア」の上野入線時刻は出発の四五分も前である。銀色のボディーにカラフルな五本のストライプを締めたしゃれた車両。これをじっくりと眺めながら記念撮影できるようにとの配慮と思いたいが、今日に関してはどうなることやら皆目見当がつかない。ホームに出ると「かなり遅れての出発」とのアナウンスだ。遅れてもかまわない。ともかく動くことは確かなようだ。結局、列車は二時間遅れでの出発となった。しかも仙台付近は不通のままなので上越、羽越、奥羽本線経由、つまり日本海側を迂回していくとのことである。さらに本来なら客を拾っていくはずの宇都宮や郡山は通らなくなったので、そこから乗る予定の客を新幹線で上野・大宮まで運ぶため、発車が遅れたとの説明もあった。充分納得できる遅れの理由である。ともかく人気の列車で、乗るのが目的みたいなものだから、JRとしても極力運休は避けたいらしい。予備車がないのだから、行きを休ませたら帰りの札幌発も必然的に運休になってしまう。ましてや夏休み、JRも必死の努力をしている。少し前にも栃木県下で踏切事故があり、東北本線が長時間不通になったときには、「カシオペア」「北斗星」は常磐線回りで運転している。普段通らないルートで走るのも見方を変えれば貴重な体験であろう。しかし迂回ルートということは、ダイヤのやりくりなどかなり無理をしなければなるまい。





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