かつての水の都に蘇ることを願う

2011.12.18

水を巧みに使って庭園を造り、自然の力を敬ったいにしえの蘇州の人々。現在はどうか。庭園の撮影を全て終了して市内を流れる運河を撮影に行ったとき、カメラマンが誤ってレンズキャップを落としてしまうハプニングがあった。たまたまゴミ拾いを行う小舟が通りかかったので、網で川底をすくってもらった。するとどうか。真っ黒なヘドロが網いっぱいに溢れ、途端に猛烈な汚臭が漂った。キャップはとうとう見つからなかった。よく見ると、運河の表面からは気泡が絶え間なく出ている。

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何とガスが発生しているのだ。急激な発展に伴い運河の汚染が深刻な問題となっていて、今や市中の運河や市街周囲の大運河はゴミをすくう小舟を除いて航行禁止措置がとられているのだ。表面のゴミだけをとってどれほど問題の解決に槃がるのか疑問だが、古典庭園を愛した文人たちがこの景色を見たらどう思うことだろうか。再び、本当の意味での「水の都」が蘇ることを祈るのみである。





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