日本では温泉の循環施設で感染者が大量に出た

2011.12.31

日本では温泉の循環施設で感染者が大量に出たことで知られているが、一九七六年の事件は空調機にたまった水が原因だった。この菌は配管の内側のぬめりなどが大好きなようである。日向の事件でも、開業前配管内に残った水の中でレジオネラ菌が増殖した可能性が高いと考えられている。わが国では、レジオネラ菌といえば「温泉」(あくまでカッコ付きである)、ということになっている。さらにこれが日向のような事件を受けて、ますます「温泉」がレジオネラ菌に結びつけられる事態になろうとしている。

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しかしこれはとんでもない誤解である。是非冷静に考えてもらいたい。これまで大量のレジオネラ症患者を出しているのは、いずれも循環風呂の施設である。しかもこうした事態を招いた施設は機械設備の操作に習熟していなかったり、塩素をまったく使用していなかったり、清掃を怠っていたというように、その原因は常に明白になっている。つまりレジオネラ症が発症したのは、循環風呂という特殊な装置を使ってお湯を繰り返し使い、にもかかわらず適性に塩素を用いなかったり、掃除を怠ったりした場合である。自然に湧いている源泉を直接引いてきて、それを湯船に溢れさせている温泉ではそのような被害は起きていない。





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