平成の今日、どれもが、何事もなかったかのように、京都の街にしっくりと溶け込んでいる。たとえ現実の情景としては、溶け込んでいるとはとてもいえない醜悪な建築であったとしても、だ。あれほど激しい議論をしたにもかかわらず、結果、観光客は増加の一途を辿っているとなれば、何も今更クレームをつける必要などないのだ。拝観拒絶という強硬な手法を取ってまで反対した京都ホテルで宴を催す僧侶の姿も少なくない、というのが京
観光立国・京都の真の姿... の続きを読む
距離を走るツーリングでは、なかなかそういうところでゆっくり展示を眺める余裕はないだろうから、やっぱりこれはスローサイクリングの特権でもあるのだ。美術館や博物館に類するものとして、有名な建築家の手になる建造物を自転車で訪れるという、なかなかアカデミックな遊び方もある。東京都心などはさしずめその宝庫であろうが、地方都市にも興味深いものがたくさんある。自転車で見て回るには、低層の建築物が格好の対象であろ
距離を走るツーリング... の続きを読む
東山の峰々が、緩やかな稜線を見せながら、南から北へと連なり、それらが途切れる辺りからは、霊峰比叡山のふもとに繋がり、雅な姿から修験の山へと、その様相も一変する。比叡山を間近に望む瓜生山には、「詩仙堂」「曼殊院」など、名園を擁する名刹が立ち並んでいる。佗びた風情が漂う界隈、普段はひっそりと静まり返っているが、紅葉の季節になると、俄然活気を帯び、途切れることなく人波が続く。鯖街道に繋がる白川通り、宮本
俳諧の聖地、金福寺... の続きを読む
サービスというものは、ホテルと顧客の共同作業によって充実することがある。富土屋ホテルの温室は、その好例だと言えるだろう。次の話は、顧客との共同作業というわけではないが、顧客の感激の言葉が、次の仕事の励みになるという人がいる。同ホテルのブライダル・シニアコーディネーターである。「感激で涙を流す新婦さんに抱きつかれますと、もらい泣きしてしまいます。でも、それで、この先も頑張ろうと思えてくるのですね」コ
顧客と感動を共有できる幸せ... の続きを読む
世界一周というのもあるが、この中の一部を乗ることもできる。乗ってみたいのはボンベイからインド洋をクルーズしてセーシェル諸島ヴイクトリア、モンバサ、ザンジバール、ダーバン、ケープタウン、リオデジャネイロまでのコースだが、二六日もかかるのでさすがにお金とヒマの両方無理である。先般、来日した「ロイヤル・プリンセス号」で神戸からホノルルまでクルーズした日本人が大ぜいいる。いわゆる憧れのハワイ航路で、私は昔
“世界一周”の一部を乗る... の続きを読む
市内洛中のほぼど真ん中といっていいだろう、京都府庁の近くにある「洋彩waraku」を初めて訪れたのは僅か半年前。にもかかわらず、今もっとも僕が通い詰める店になっている。で、この店を僕はウェブ上で見つけたのだ。その顛末から先ずはご紹介しよう。取材も原稿も、そして本業も一段落。さて今夜は何処か新しい店でも開拓しようか、と思案を重ねること暫し。思いついて開いていたパソコンのブラウザで或る言葉を検索してみ
「ガブ飲みワイン京都」検索!... の続きを読む
道、道路を活動フィールドとするサイクリングゆえに、その状態によって走行の愉しみ大きく左右される。どれくらいの速度で走るか、どんなところを走りたいのか、それはサイクリストの志向によって異なるし、それによって良い条件も変わってくる。長い上り坂はふつうに考えれば自転車にとってはプラス要因ではないが、峠を制覇することに走り甲斐を感じる人にとっては、むしろ逆なのである。とはいえ、誰にでも愉しめるスローサイク
スローに走って愉しい道とは... の続きを読む
我が家は、年に2回、家族旅行に行くのが恒例となっています。旅行に行くまでの過程を考えるのも楽しみのひとつで、パンフレットを取り寄せたり、インターネットで調べたりして色々考えています。「今回はどこにいこうかなぁ…」ととても迷っていましたが、春に海外旅行に行ったので、今回は国内旅行でのんびりと過ごすことにしました。昨年出かけた国内旅行は、1泊2日でもう少し余裕が欲しいなぁと思ったので、今回はもう少しゆ
貸切風呂で楽しむ家族旅行... の続きを読む
私の両親と私たち夫婦が一緒に家族旅行に行ったことがありました。面白かったのは夜のこと。お酒に弱い父とビールが大好きだけどお酒に強くはない主人が呑み過ぎてしまって、父はいびきをかいてすぐ寝てしまいました。呑まなかった私と母は、のんびり過ごそうとテレビを一緒に見ていました。すると酔ってしまった主人が眠くなったようで、お布団でゴロゴロし始めました。その様子がとてもかわいらしかったので、写真に撮りました。
主人の素の姿を見せられた家族旅行... の続きを読む
沖縄のかまぼこにはすごくウマイものがある。その名も「バクダン」。正確にはかまぼこというより「魚のすり身を使った加工品」というほうが正しいのだろうが、かまぼこ専門店が作りはじめたので、これも広い意味で「かまぼこ」と呼べるだろう。「バクダン」はボール形に握ったおにぎりに、魚のすり身をクルリと巻いて油で揚げたものである。形も大きさも、ちょうどテニスボールをひとまわり大きくしたぐらいのものだ。手に持つとズ
沖縄のかまぼこ... の続きを読む
ツアーで多くのお客様と接する機会がありました。「お客様」といっても定年退職後初めてアジアへの旅行に来る老夫婦、家族連れ、国際会議に出席中の専門家、ビジネスマン、新婚旅行中のカップルなど国籍、年齢、社会的地位に至るまで実に様々です。また「ツアー」と称されるものの中には、お客様が自分でお金を払っている純粋な観光ツアーだけでなく、日本企業が海外の販売店や代理店などの業績優秀な従業員、あるいは自社の顧客を
ツアーで多くのお客様と接する... の続きを読む