エコを考えるツアーをきっかけに

2011.11.27

私が高校生、弟が小学生の時に、母と3人でタイへのツアー旅行に参加したことがあります。それまでに行ったことがある国は韓国、アメリカ、ロシアだったので、人生初めての東南アジア旅行でした。ツアーだったので、どこへでもバスが連れていってくれて基本的に自分で何も考えなくて良かったので、残念ながらあまり記憶が濃くないのですが、印象的だったことが何点かあります。まず、果物がとてもおいしかったことです。水上ボート
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ペンション経営の基本二パターン

2011.11.27

どのような系列のペンションであっても、経営の基本パターンは二つに大別できる。第一はペンション本来の生き方である生業に徹し、低稼働を家族内労働と少ない初期投資で乗りきるという方向であり、第二は初期投資の負担が増えたとしても施設などの付加価値を高め、稼働率を向上させることによって経営の効率化を図るという方向である。前者は波動の大きい観光立地ではオーナーの家計と経営を一体化した生業でなければ運営できない
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温泉場の三要素

2011.11.27

江戸時代になると、「湯治の文化」は庶民層にまで普及した。ことに中期以後は、新たな温泉場が諸藩によって開発されるとともに、旅行が比較的自由になったこともあり、温泉は湯治場であると同時に遊興地としてもにぎわうようになる。江戸から近い箱根温泉郷(神奈川県箱根町)や熱海温泉は、このころに大きな発展を遂げている。この時代の雰囲気は、いまでも福島市の飯坂温泉、長野県小谷村の小谷温泉、石川県加賀市の山代温泉、群
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かけ流し温泉に塩素殺菌は必要か?

2011.11.26

現在私が所長を務める日本温泉総合研究所で、自然科学の立場から温泉の研究をされている法政大学の教授は、これまで塩素投入後も化学的な変化はないとされていた説を、ORP(酸素還元電位)の観点から根本的に批判した。塩素殺菌は確実に、「還元系」という温泉本来の特性を失わせ、皮膚にも悪影響を及ぼすことが懸念されるのである。本来温泉にとって、塩素は必要不可欠なものではなかった。これが必要とされたのは、温泉の湯を
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傑岩の名勝地に建つ、人気の遍路宿温泉

2011.11.26

古代から山岳修行者が集まった第四十五番岩屋寺に近い古岩屋温泉は、一軒宿の国民宿舎として人気の高い遍路宿だ。岩屋寺と第四十四番大宝寺のあるこのエリアが隔絶していることもあって、シーズンには歩き遍路の人や巡礼バス一行で、眺めのいい食堂もにぎわう。館内設備も快適だ。奥の岩屋寺を彷彿とさせる、自然にいくつも穴がえぐられた奇岩峰が古岩屋温泉の周辺にそそり立つ。国の名勝に指定され、夜にはライトアップされた岩山
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露天風呂信仰はやめよう

2011.11.26

温泉宿は得られる湯量めいっぱいの大きな風呂をつくりたがります。高度成長期の社員旅行ブームの時代に、その限度を超えて、ときにはまるでプールのように大きな浴槽に拡張したため、湯量不足から大量の水道水を加えたり、循環風呂が生まれたことはすでにふれました。そこへきて、空前の露天風呂ブーム。「お宅に露天風呂はありますか?」「いいえ、ありません」こう答えると、すぐ電話が切られる状態がずいぶん続きました。経営者
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京都から遥かに遠い、草津の湯

2011.11.19

草津は遠い。初めて訪ねた時に心底そう思った。JRとバスを乗り継ぐと京都からは六時間以上かかる。東京からならうんと便利かというとそうでもなく、草津温泉までは、新宿からの直通バスを除けば、乗換えを重ね、三時間以上かかる。関西からも関東からも、さほどアクセスがいいわけではないのに、「草津の湯」はあまりにも有名、きっとそれほどに優れたお湯なのである。長野原草津口という長い名前の駅で降り、バスに乗り換え三十
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様式も内容もばらばら

2011.11.19

温泉に行くと、脱衣場付近に温泉の泉質や効能などを記した紙が掲げられているのを目にすることがあるだろう。これを温泉の「掲示」という。公共に利用される温泉の成分等の内容を利用者に明らかにしなければいけないことは、温泉法ができた当初から法律に定められていた。温泉法は二〇〇一年六月に大幅改正された。その第十四条にこう記されている。温泉を公共の浴用又は飲用に供する者は、施設内の見やすい場所に、環境省令で定め
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湯治場風情を残す山の静かな温泉

2011.11.19

湯治場風情を残す山の静かな温泉というのは、都会の人々にとってこそ非日常の世界ではないのだろうか。その非日常の世界に没入して、普段は着ない浴衣を着、下駄を履き、家庭の風呂とはまったく違う天然の薬湯に浸かり、心身の再生を図るのが目的ではなかったのか。日常と同じ振る舞いを続けて、それのどこが楽しいのだろう。例えば黒川温泉のようなところでも、同じような事態に接して悲しくなる。湯巡りツアーの観光バスで運ばれ
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「見る」楽しみ

2011.11.19

温泉地に行けば、ふだんの生活環境とは、景観も空気も日差しも風のそよぎ方も違うことに気づく。緑あふれる自然に囲まれると、目が安らぐ。温泉街や旅館のたたずまいを見ても、懐かしさや安らぎを覚える。こうして温泉地での「見る」楽しみが始まる。さらに、湯船にたたえられた源泉を前にすると、別の「見る」楽しみが加わる。まず、源泉の色を愛で楽しむことができる。源泉の特色に応じた色の違いや変化に注目するようになれば、
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旅情をかき立てる要素の1つ

2011.11.19

1階奥のエントランスを入ると、7階にロビーと近く改装予定のメインダイニングの「EKKI」、その付属バー、ロビーラウンジがあり、客室は3階から6階に位置する48室のスタンダードルームと9室のスイートの57室のみ。だが、スタンダードな客室でも44平方メートル。スイートに至っては160平方メートルと最大級の広さを誇っている。室内はスズカケ材とレザーの天蓋を中心としたモダンな内装となっており、全客室に壁掛
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外資系ホテルを誘致

2011.11.19

景気回復と共に、日本の国内資本も新たな投資先を探し、都心に建設される大型の都市再開発プロジェクトの目玉として、外資系ホテルを誘致するようになった。本来なら帝国ホテルやホテルオークラが引き受けるべき都市複合建築プロジェクトを、外資系ホテルに持っていかれたのである。その前のバブル期に、日本の大手ホテルチェーンは、国内の主要都市やリゾート地に次々と系列ホテルを建設しているが、その大半が失敗し、生み出され
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セレブの五感を徹底的に刺激する

2011.11.19

スターウッドは、世界80力国に750軒のホテルを所有し、6ブランドで展開、総従業員数11万人という世界最大級のホテルーレジャー会社である。日本では、「ウェスティン」が東京、大阪、京都、名古屋、淡路島に進出し、フソエラトン」も浦安、横浜、神戸、宮崎、札幌に展開している。Wホテルがアメリカでヒットした理由について、統括社長は次のように分析する。「現代のセレブたちが、Wというホテルを愛するのは、ホテルを
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エコノミークラス症候群とは

2011.11.12

健康な人間でも、連続一〇時間を超えるフライトになると身体がつらい。近年では、日本からニューヨークなどアメリカ東海岸や、ロンドン、パリなどヨーロッパまで無着陸で飛行できるようになり、一四時間の飛行になることも珍しくない。乾燥した機内で身動きもままならない狭い席で長時間座り続けていると、水分不足・運動不足に陥り、“エコノミークラス症候群”になると騒がれている。エコノミークラス症候群とは、血流が停滞して
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乗り継ぎの簡単な空港を選ぶ

2011.11.12

マドリードなど日本から直行便のないヨーロッパの都市へ行く場合には、どこかで乗り継がなければならない。まず候補にあがるのは、運航便数の多いロンドン、パリ、フランクフルトの欧州三大空港だろう。だが、パリには弱点がある。パリの空港は長距離国際線中心のシャルルードーゴールと欧州内と国内中心のオルリに分かれており、乗り継ぎのためにバス移動(そしてそのためにフランに両替)が必要になるからだ。便利なのは、乗り継
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高級会員制リゾートを垣間見る

2011.11.12

物書きという仕事をしていると、取材で、普通ならば利用できないホテルを利用できることがある。高級会員制リゾートがそれである。そんな、なかなかお目にかかれないリゾートの頂点、高級会員制リゾートの様子を見ることから始めて、私なりの「極みのリゾート」の姿を浮き彫りにしてみよう。リゾートトラストという会社が展開しているエクシブリソートはテレビCMが流され、いまでは一般的によく知られているが、数百万円から一千
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転倒の危険度が高い石畳

2011.11.12

三年前、小雨の降るベネチアでホテルへ向かう途中、石畳で足をすべらせ、骨折しかけたことがあります。バッグとスーツケースで両手がふさがっていたためです。それ以来、雨の石畳には注意をはらっています。ヨーロッパの古い街に、石畳の街路が多いことはご存じでしょう。雨が降ればすべりやすく、そうでなくても石畳の凹凸に足をとられて転倒する事故が、観光客に多いようです。日本人は平坦な舗装に慣れていて、石畳を歩き慣れて
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高齢の旅は健康にいい

2011.11.12

旅が健康にいいということ、それも精神や魂の健康を含めて健康にプラス作用を及ぼすことが、おわかりいただけたと思います。ところで、旅には一〇代の頃の修学旅行、成人してからの家族旅行、友人との旅行、ビジネスのための旅行(出張)など、ライフステージによってさまざまな旅があります。このなかで、私が健康にとっていちばんいいと思うのは、なんといっても「高齢になってから行く旅行」です。仕事をリタイアした、いわゆる
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新鮮なお湯に浸かり、新鮮なマクロに舌鼓を打つ

2011.11.12

白浜と並ぶ南紀を代表する大温泉郷、勝浦。紀ノ松島をひかえ、入り組んだリアス式の海岸線と奇岩怪石が訪れる者を魅了する。勝浦の魅力は豊富な湯量と勝浦漁港だろう。部屋数五〇〇を超す「ホテル浦島」をはじめ、約二〇軒のホテルのほとんどが自家泉源を持つ。しかも泉質は、硫黄泉、硫化水素泉、単純泉、弱食塩泉など、バラエティーに富む。勝浦湾は天然の良港で、古くから遠洋、近海漁業の基地として発展してきた。そのため鉄筋
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メインダイニングでは舌は二度使う

2011.11.05

ホテルには、さまざまなレストランがあり、その日の気分で和・洋・中、好きな食事をとることができる。しかし、レストランのラインナップをよく見れば、それらが種類だけのバランスで選ばれていないことがわかる。カジュアルからフォーマルまでの格式のバランスや、それにともなって値段のばらつきも考慮に入れられている。どこで食事をとるかを気分次第で決め、ドレスコードも無視して、メインダイニングのフレンチレストランにジ
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シティホテルの機能と魅力

2011.11.05

ホテルとひと口にいっても、いくつかの種類がある。ビジネスホテル、シティホテル、リゾートホテルなどなど。しかし、ホテルはビジネスとシティの二種類の区分けだけでことたりる、とする専門家もいる。リゾートホテルはシティホテルがリゾート地に建っているだけ、つまりロケーションの違いだ、というのだ。いずれにせよ、私たちが「ホテル」という場合、ビジネスの宿泊客を主な対象とし、手ごろな料金で宿泊場所を提供するビジネ
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新湯治時代の到来―定宿の勧め

2011.11.05

かつての湯治には、大きく分けて二種類あった。なかでも農閑期の湯治の場合東北地方などでは、米や野菜、布団や鍋釜までも持ち込んで山深い温泉に入り込み、一カ月にもわたってゆっくりと農作業で痛めた身体を癒やしたものだ。入浴に当たっては、その温泉に伝統的に伝えられる入浴法に則って入る。その合間には同宿の人たちと朗らかに語り合い、見知らぬ者同士でも次第に打ちとけていく。食事はぎりぎりの量しか持っていけないので
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黒川温泉の人気の秘密

2011.11.05

黒川温泉の人気の秘密は、一つに、いい意味での日本的共同体のよさが残っているからです。黒川の魅力に気づいたのは、先入観がない分、自分の優れた直感力、感性で物事を判断する若者たちでした。そして、その判断は、結構正しい場合が多いのです。二年前、ゼミの学生を連れて由布院温泉と黒川温泉に赴き、十日間の研究調査を敢行しました。男女半々、みな二十歳前後の学生一〇人でしたが、彼らは圧倒的に黒川に惹きつけられたらし
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マッサージ効果のある日本の温泉は打たせ湯

2011.11.05

まず、ジャグジー、あるいはパイプラバス。いわゆる「泡風呂」のことで、噴出する泡を腰のあたりで浴びると気持ちがいいので、お好きな人も多いと思います。でも私は、これが大嫌い。好き嫌いは個人の趣味ですから他人のことはとやかくいいたくありませんが、もともと日本の温泉文化に泡風呂なんてものはありません。すべて昔に戻すことがよいとはいえないものの、こういう西洋のスタイルを安易に取り入れる姿勢が、わが国のまぎれ
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これまでの温泉観を捨てる必要がある

2011.11.05

すでに時代は大きく変わりました。もう、温泉地はどんちゃん騒ぎをしてストレスを発散する場所ではありません。かつて社員旅行のメッカとして隆盛を誇っていた熱海の衰退ぶりを見れば、そういう温泉が通用しない時代になったことは明らかでしょう。ですから、温泉地で社員旅行を楽しんでいた世代も、そろそろ価値観を転換する必要があります。実際にそうしはじめた人々もふえつつあります。それは、日本の温泉文化を守るためだけで
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一人で行った海外旅行先はオランダ

2011.11.05

社会人何年目かの夏休み。イギリスに留学中の友達のところに遊びに行くはずが、「イギリスはつまらないから、やs別のヨーロッパの国にしない?ホテルはとっておくよ。待ち合わせはヒースロー空港ネ」とメールなどないその時にどんなやりとりでそうなったかも忘れましたが、オランダ一人海外旅行に行くことに。安いチケットを手に入れたのは良かったですが、台湾から、タイを経由してのオランダ便。飛行機の中は中国語。タイでは英
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